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学生インタビュー:カルナ・言語学習のモチベーションを見つけて

  • 執筆者の写真: Eliza
    Eliza
  • 2024年8月16日
  • 読了時間: 7分

更新日:11月7日

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今回は、山梨外語学院で前学期の最優秀学生に選ばれたビシュワカルマ・カルナさんにインタビューを行いました。彼女は現在、1年半コースの集中的な日本語課程を受講しており、あと半年で卒業予定です。2年コースに編入してからの2学期間で、彼女はすぐに優秀な学生の一人として頭角を現しました。

インタビューは日本語で行われ、N4〜N3レベルの学習者でも十分理解できる内容になっています。ぜひお楽しみください。

CLAY: こんにちは、カルナさん。このインタビューに応じていただき、ありがとうございます。よろしくお願いします。

カルナ: 誘ってくれて、ありがとうございます。よろしくお願いします。


CLAY: では、まず自己紹介をお願いします。

カルナ: はい、はじめまして。ビショカルマ・カルナと申します。去年の10月にネパールから来ました。山梨外語学院の学生です。よろしくお願いします。


CLAY: カルナさんは学校に来た時、日本語があまりわからなかったですよね。しかし、山梨外語学院で9か月間学んで、日本語の読み書きだけでなく、会話も上達しましたね。JLPTのテストでは161点を取得し、N4に合格しました。素晴らしいですね!どうしてそんなに日本語の勉強に頑張れるのでしょうか?

カルナ: 日本に来てから1ヶ月後にアルバイトを始めました。そしてすぐに、ただ言語を理解するだけでなく、話すことがどれほど大切かを実感しました。それが私のモチベーションになっています。


CLAY: 留学先に日本を選んだ理由は何ですか?

カルナ: 高校を卒業したら、いつか外国で勉強したいと思っていました。日本のドラマが好きで、それが日本を選んだ理由です。


CLAY: 普段、どうやって勉強していますか?日本語学習で一番大事なことは何だと思いますか?

カルナ: 授業ではよく聞いて、質問をすることが大切だと思います。一番大事なことは、勉強したことをすぐに復習することです。授業で学んだ内容をすぐに会話で使うようにしています。私は話すことが大好きなので、できるだけ自分が習った言葉を使って話すチャンスを作ります。


CLAY: カルナさんはアルバイトをしていますよね。何のアルバイトをしていますか?

カルナ: 介護の仕事をしています。お年寄りのお世話をしていて、おばあさんたちは日本語しか話さないので、コミュニケーションをとるために日本語がうまくならなければなりません。でも、それが日本語を学ぶモチベーションになっています。おばあさんたちの話が理解できないと恥ずかしいので、先輩に助けてもらうこともあります。


CLAY: 面白そうですね。どうやってこのアルバイトを見つけましたか?
カルナ: 山梨外語学院がアルバイトを紹介してくれました。本当に感謝しています。

CLAY: 働きながら勉強するのは大変ですね。一日のスケジュールについて教えてください。

カルナ: 大変ですが、私は元気です。毎朝7時に起きて、準備をして学校に行きます。朝ごはんは食べません。授業は12時10分に終わります。その後、すぐに寮に帰って、友達と一緒にご飯を作って昼ごはんを食べます。アルバイトは普段3時から7時までです。その後、寮に戻って夕ごはんを食べ、宿題をします。


CLAY: 宿題は一人でやりますか?宿題では何をしますか?
カルナ: 普通は漢字の書き取りや授業で勉強したことの復習をしています。みんなそれぞれ宿題をしますが、友達がよく私に質問やアドバイスを求めます。誰かに教えることは、内容をよく覚えるための一番良い方法です。

CLAY: 暇なときは何をしますか?
カルナ: 日本のドラマを字幕付きで見ます。新しい言葉を覚えるのに役立ちます。ノートに書き留めています。
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CLAY: 日本のドラマについて話すのはこれで2回目ですが、本当に好きなんですね。どんなジャンルが好きですか?おすすめのドラマはありますか?

カルナ: ロマンティックなドラマが好きです。わたしの大好きなドラマは「Silent」と「I hear the sunspot」です。これがおすすめです。



CLAY: では、もう少し学校の話を聞かせてください。どうして山梨外語学院を選びましたか?
カルナ: ネパールで日本語を勉強していた学校でこの学校を勧められました。エージェントが良い先生がいると言ってくれて、山梨県が私の地元に似ていると聞きました。それに、友達がここで勉強していたので、迷わずこの学校を選びました。

CLAY: 山梨外語学院で何が好きですか。
カルナ: 先生たちとおしゃべりすることです!

CLAY: カルナさんから、未来の山梨外語学院の学生に何かアドバイスがあったら教えてください。
カルナ: 日本で勉強するなら、授業で他の学生の邪魔をしないように、しっかりしたレベルの日本語を身につけて来てほしいです。例えば、学校でN5が必要と言われたら、N5の知識があるべきです。N4が必要なら、N4をしっかり勉強してから入学してください。それは授業だけでなく、アルバイトを見つけるためにも役立ちます。

次に、勉強を真剣に考えてください。JLPTの試験はすぐにやって来ます。毎回の授業を大切にして、習ったことはすぐに復習し、早めに暗記した方がいいです。

そして、新しい単語を覚えたら、すぐに会話で使うようにしてください。単語の意味がわからなかったら、恥ずかしがらずに先生に聞いてください。変な言葉を使って間違う方が恥ずかしいですから。

最後に、コンビニは便利ですが、高いです。LOPIAが一番いいスーパーです。


CLAY: 言葉を使って間違ったら恥ずかしいと言いましたが、今までにそのような失敗があったら教えてください。

カルナ: はい。アルバイトの時、あるおばあちゃんが「背中が痛い」と言ったのですが、私はお腹を指して「どこが痛いですか」と聞いてしまいました。恥ずかしかったですが、今思い出すと笑いたくなります。


CLAY: 確かに、おもしろい話ですね。そういう状況って、本当に勉強を頑張る気にさせますよね。カルナさん、教科書やノートを見せてもらえますか。真面目な生徒さんのメモの取り方をぜひ見たいです。
カルナ: はい、どうぞ。恥ずかしいんだけど…。私は例文を書いて、マーカーで文法がどう変わるか、助詞がどう使われるかを強調しています。

CLAY: 最初から教科書にこんなに書き込みをしていましたか?

カルナ: いいえ、「みんなの日本語」で勉強していたときは、教科書にこんなに書き込みはしていませんでした。でも、N3レベルの勉強が始まってからは、こうするようになりました


CLAY: 将来に何の計画がありますか。
カルナ: 私はホテルで働きたいです。ホテルが大好きで、どんな仕事でもやりたいです。

CLAY: どうして今、ホテルでアルバイトをしていないのですか?

カルナ: ホテルのアルバイトは、自分の希望する労働時間がもらえないことが多いと聞きました。それに、甲府だとホテルが遠くて、通勤に時間がかかります。今は勉強にできるだけ時間を使いたいと思っています。それに、介護の仕事が好きです。おばあさんたちは優しくて、楽しいです。


CLAY: 将来の夢を教えてください。
カルナ: 私は母と弟を世界中に連れて行きたいです。母も弟もネパールから出たことがなく、今まで旅行をしたことがないので、いろいろなところを見せてあげたいです。まずは日本に連れてきて、次に他の国も見せたいです。

CLAY: ありがとうございました。これでインタビューは終わります。最後に何か言いたいことはありますか?

カルナ: はい。私はインタビューを受けるのに日本語が上手な学生ではないと思いますが、選んでくれてありがとうございます。インタビューは日本語の練習にもなりますし、勉強にも役に立ちます。それに、何よりモチベーションも上がります。本当に感謝しています。いつもありがとうございます。


ありがとうございました。

この記事を読んで、皆さんの日本語学習にも役立つヒントを見つけていただけたら幸いです。これからも山梨外語学院の優秀な学生たちへのインタビューをお届けしていきます。


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